カマン交流
プロジェクト

​​プロジェクト１　文化遺産保護

アナトリア考古学研究所および
傘下の遺跡保護施設の維持・拡充

アナトリア考古学研究所は2005年の落成式から十数年が経過し、建物設備の補修費用が必要となっています。研究所が管理する三ヵ所の遺跡では、風雨に弱い発掘現場を保護するための屋根や、大量に出土する遺物の保管倉庫を拡充する必要があります。また、遺跡周辺の乱開発を防ぐ活動も必要です。

プロジェクト２　地域交流促進

​三笠宮記念庭園の維持と休憩施設の建設

三笠宮記念庭園は日本の寄付によってアナトリア考古学研究所に隣接して建設されました。広々とした庭園に松や楓などが植えられたトルコで唯一の本格的日本庭園です。年間10万人が訪れる地域の名所となっています。この大切な場所を維持するためには清掃や剪定の費用がかかっています。また、現状では一つの売店も無いため、訪問客の休憩施設としてカフェを建設することを計画しています。

プロジェクト３　住民教育支援

地元住民を対象とした文化遺産保護の啓蒙活動と奨学金供与

人類の貴重な文化遺産を守るためには、地元の人々に保護の重要性を理解してもらうことが不可欠です。アナトリア考古学研究所では子どもから大人まで様々な機会をつくり遺跡を守る意義を伝えています。今では遺跡は地域の誇りとなり、教育の重要性も認識されるようになりました。高等教育を受けたいという村の若者には奨学金を支給して地域の発展に貢献します。